COUNTERPARTY REVIEW
商品より先に、売っている会社を読む
2025年12月、ドローン・マイニング機器の節税商材を販売していた会社が負債1,445億円で破産しました。売上は3年で4倍。成長は安全の証拠になりません。購入した法人には、即時償却の否認、現物の所在不明、レンタル料の回収不能が同時に来ました。
上場している販売会社は有価証券報告書で、非上場は官報決算と登記と金融商品取引業の登録で、営業者の懐具合を先に確かめます。
01
営業者の決算と資本の出所
自己資本、借入依存、出資金を運転資金に流用していないか
02
金融商品取引業の登録と勧誘の形
匿名組合型なのに第二種の登録がない、税理士経由の紹介料で売っている
03
現物の所在と第三者の管理
サーバーや機械が本当にあるか、営業者が消えたとき誰が持ち出せるか
04
破綻したときの債権順位
匿名組合の出資者は一般債権者。返ってくる順番を契約書で読む
業者審査の記事
GPUサーバーやトラックは本当にあるのか。現物の所在、台帳、動産譲渡登記、営業者が消えたとき誰が持ち出せるかの確認方法
節税商材の現物は、買い手が見たことのない場所にある。設備の所在地と管理者を特定し、シリアル番号で台帳と突き合わせ、所有権が自分にあることを動産譲渡登記や保険証券で裏づける手順。写真と動画では確認にならない理由、営業者が破綻したときに設備を取り戻せる条件、現物が無かった事案で出資者に起きたこと。
営業者が破産したとき匿名組合の出資者は何番目に返してもらえるか。債権順位と、ドローンネット破産で起きたこと
節税商材の営業者が破綻すると、匿名組合の出資者は一般の破産債権者として、担保権者と租税と労働債権の後に、残った財産を他の債権者と按分する。商法と破産法の条文で順位を確認し、2025年12月のドローンネット破産(負債約1,445億円)で出資者に何が起きたかを公的資料の範囲で整理する。契約書のどの条項を読めば自分の順位が分かるか。
非上場の販売会社の決算をどう読むか。官報の決算公告、登記、出資金の流用を見抜く5つのサイン
節税商材の販売会社はほとんどが非上場で、決算書を見せてくれない。それでも官報の決算公告、商業登記、信用調査会社のデータで営業者の懐具合は推定できる。売上が3年で4倍になった会社がなぜ危ないか、出資金が運転資金に流用されている5つのサイン、決算書を出さない業者にどう対応するか。
匿名組合型の節税商材に第二種金融商品取引業の登録があるか。金融庁の一覧で調べる手順と、登録がないときに起きること
オペレーティングリース、GPUサーバー、中古トラックの多くは匿名組合出資で、出資の勧誘には第二種金融商品取引業の登録が要る。金融庁の登録一覧で業者名を引く手順、登録番号が書いてない販売ページの読み方、適格機関投資家等特例業務という届出だけの抜け道、税理士が紹介料で売る構造の問題点まで。